‘‘I know now why you cly.
But it's something T can never do.’’:T-800
「人間が何故泣くか分かった。
泣くことはできないがね・・・。」 :T-800
見始めてすぐ圧倒された。
荒廃したロサンゼルス。
頭蓋骨を潰すターミネーター。
人間を蹂躙するハンターキラー。
まさに地獄絵図だ。
そして戦闘を見守る未来のジョンが映り、やがて炎の中からターミネーターが近づいてくる。
このオープニングは間違いなく映画史に残るものだと思う。
これほど見るものを惹きつけるオープニングはなかなかない。
前作から10年が過ぎた。
再び使命を受けたターミネーターが、今度は2体ロスに降り立つ。
T-800は未来の指導者ジョンを守るため、T-1000は反乱軍指導者ジョンを殺すために。
「T2」が前作から引き継いでいる要素は、サラを主軸にストーリーが展開していくところだと思う。
この作品もサラで始まりサラで終わっている。
まず、ジョンの下にT-800が送られてくる。
そしてジョンの命令でサラを助けにいく事になる。
救われた後もサラはT-800を信用していない。
だが、幾多の困難を乗り越えていく中で彼を信じていくようになる。
そしてクライマックス。
T-800はついにT-1000を打ち倒す。
T-800はジョンとサラが見守る中、溶鉱炉へとゆっくり降りていく。
人類のために死に行く彼を見て、サラは気づく・・・人と機械は分かり合えるのかもしれないと。
これほど思い入れのある映画は他にない。
まさしく最高の映画だ。
目の前には未知の未来が・・・。
だが今は希望の光が見える。
機械のターミネーターが生命の価値を学べるなら、
我々も学べるはずだ : サラ・コナー
|