Movie Review


映画を見ての感想
 

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1  ターミネーター
更新日時:
2006.11.12 Sun.

 
‘‘I'll be back.’’
 
 
 
子供のころ見たときには、ひたすら怖いイメージしかなかったこの映画。
高校生で見て以来、今でも大好きな作品だ。
きっと、年を重ねるうちに作品の見方が変わったのだと思う。
 
私はこの作品を二つの観点で考えている。
一つは「アクション」もう一つは「SF」として。
 
劇中では、(殺人機に追われる→逃げる→追いつかれる→戦う)という流れが、一見単調でありながらも実に丁寧に描かれている。
これらは、殺害するまでサラを追い続けるターミネーター(T−800)の設定とマッチし、逃走劇として緊張感溢れるものになっている。
 
表面上アクション映画でありながらも、SFとしての記号をさりげなく入れているところも実に見せ方がうまい。
 
舞台こそ1984年のロスだが、ここには確かに核戦争後の荒廃した未来のイメージが付きまとってる。
ターミネーターは外見の通りまさしく「殺人機」。
このマシーンの存在が、人類が直面する「未来戦争」を象徴しているといえる。
目の前にいるターミネーターを破壊し、サラを救わなければ未来はない。
だからこそカイルは戦い、散っていく。
最終的にターミネーターを破壊したサラ。
彼女は亡きカイルの遺志を継ぎ、戦い抜き、ジョンを指導者にする事を胸に誓う。
 
 
‘‘NO FATE、but what we make.’’
運命などない。人生は自分で築くものだ」
 
 
全てはこの言葉に刻まれている。




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